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千草初体験となった一冊。コレでずっぽり千草にはまった。
最初の一冊が本書であったのはホントにラッキーだったと思う。全部とは言わぬまでもかなりの千草作品を読んだが、それでもトップクラスのお気に入りだし、長大な作品の多い中では比較的コンパクトな分量で、それでいて千草らしさは十二分にこもっている。 責められるのは麗しき人妻世津子とその義娘にして美しき女学生とも子(女子高生とは言いたくないね)。 舞台は小京都金沢。 北陸の某所で女子高の教師をしていたといわれる千草忠夫が、たびたび作品の舞台としたいわば地元だ。 責めるのは狂気にとらわれた旧家の当主兄妹。そして二人に仕えるタクシー運転手八十平。 薄暗く湿った武家屋敷の地下牢でくりひらげられる凌辱絵図は淫らにして耽美。まさに千草忠夫の真骨頂。 八十平は風采の上がらない中年オヤジだが、当主の鱗一郎と妹千鶴は狂気にとらわれた美形だから、女性が読んでもおっけー。実際に女性で千草ファンって人知ってるし。 美しくも淫らな千草ワールドは今もなお多くの熱狂的なファンを魅きつけてやまず、絶版作品の新書ノベルスが古書として数千から時として万を超える値が付くほどだ。もし未体験であるなら、ゼヒ本書でその魅力にに触れてほしい。 贄の花 PR |
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