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私は文庫本から読み始めたが、既に完結している単行本を読み終えた読者の中にはこの文庫本でもう一度「ローマ人」の世界を読み返している者もいると聞く。そこそこ厚くなる傾向にある文庫本の中にあって、このシリーズはハンディサイズを保っているので、外出先で読むのには、持ち運びに便利で、これまたなかなかよろしい。
さらに「カバーの金貨について」で塩野七生センセの直近のコメントを読むことができるのが読者としては嬉しい。 さて、「キリストの勝利」のこの巻、コンスタンティヌス大帝没後、3人兄弟が大帝国を分割統治することになるが、結局次男が残り、背教者ユリアヌスが出てくる基盤が描かれる。 しかし、帝国の弱体化はいかんともしがたい。いよいよ大詰目となる「ローマ人の物語」最終章一歩手前のはじまり、はじまり。 ローマ人の物語〈38〉キリストの勝利〈上〉 (新潮文庫) PR |
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