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本書ではまず、「太平記」が、「源氏物語」や、「万葉集」とおなじ目線の上で書かれたものである事を詳細に説明しています。
ここでは、今まで著者がさんざん説明してきた、「怨霊信仰」、「言霊信仰」を再度検証するべく、この二つの考え方を無視して正しい解釈は出来ない事を解説します。 後半は、室町幕府の成立に絡み、後醍醐天皇、足利尊氏、義満、義教のを検証する事で、「ケガレ」と「和の精神」がここでも生きている事を証明しています。 どちらも、6巻までを読んでいる人には、「なるほど、そうつながるのか」と納得する論法で、日本史を読み解くために必要な4つのキイワードの中間決算的内容にも受け取れました。 室町時代は、その後の戦国時代から江戸時代に比べ、なじみが少なかったんですが、このキイワードで読み解くと、戦国時代以降に発生する物語の萌芽がそこら中にあることがわかり、かなりエキサイティングな時代だった事を知る事が出来ました。 逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫) PR |
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