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一等史料・二等史料…
明治時代の歴史家、坪井久馬三が提唱した史料の6区分。坪井説によれば、 ・一等=事件当時に当事者が作成したもの(日記・書簡の類) ・二等=事件から少し経ってから当事者が記したもの(手記の類) ・三等=一等と二等をつなぎ合わせて作成したもの(伝記の類) ・四等=信頼できる書籍や遺物(年代・作者が不明確なものも含む) ・五等=信頼のおける編纂書 ・等外=それ以外のもの であり、一等から四等が根本史料である。主に当事者性に着目した区分であるが、 明確でない点もある。機械的に史料を区分するだけでは意味がなく、 現在では余り使われない用語である。 第一級史料 正確な定義のある用語ではないが、歴史上の事件や人物、制度などを論じる上で 根本的あるいは重要と考えられる史料を指す。 以上、Wikipediaより抜粋であるが、本書は新撰組の隊士であった永倉新八が 小樽新聞の記者に語った、当時者による第一級の史料である。 本書の書き方は、幾分古さを感じさせるが、それは講談調の口調と重なって、 リズム感がありたいへん読み進みやすい。 ひとつの話の長さもだいたい四頁程度と読み易く丁度良い。 池田屋事件などは、当時者の目を通した現場がどうであったか… たいへん生々しく興味深い。 浅田次郎氏の『壬生義士伝』の主役である吉村貫一郎についてもっと知りたかったが、 隊員の名簿のところに名前が出てくるだけであり、記述はなかった。 永倉新八翁はこの取材の後、一年半後に大正四年に75歳で亡くなられた。 まさに、歴史の証人として最後の仕事であった。 新撰組顛末記 (新人物文庫) PR |
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