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人間は怠け者なのか勉強好きなのか.本書では,人間は本来勉強をするのが好きであるという学習観に基づいた新しい教育法を提案するものです.人はいかにして学ぶかということを社会的な観点,ヒトという種としての観点,文化的な観点など様々な観点から分析している良書です.
赤ちゃんが教えられなくても言葉を覚えるように,人間は必要があれば進んで学習するものです.また,知的好奇心から学習しようというのも人間のひとつの特徴でしょう.このようなことを根拠にして本書では,間違うことを尊重する,探索することを奨励する,教師も答えを知らない問題に取り組むなどの学習法を提案しています.この本が書かれたのは30年以上も前で,最近では塾のパンフレットなどにも「考えること」の重要性が常に説かれていますが,なかなか実を結んでいないように思います. 本書では従来の学習観に対する疑問から入っていますが,本書が書かれた時代と現代では背景が若干異なるように思います.現代では本書に書かれていることはある程度コンセンサスが得られていますので,その点を頭に入れて読まれるとよいと思います. 人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書) PR |
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